奥州藤原氏の栄華を偲ぶ特別史跡と満ち溢れる清らかな気の「中尊寺」

●パワースポットタイプ:龍穴格局
●アクセス:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
        公共交通機関/JR平泉駅またはJR一ノ関駅から岩手県交通バスで中尊寺停留所下車、徒歩15分。車/東北自動車道「平泉・前沢IC」から国道4号線を一関方面に2キロ。
《概要》
中尊寺は、天台宗東北大本山の寺院で、奥州三十三観音番外札所となっており、山号は関山(かんざん)、本尊は釈迦如来が祀られています。

寺伝によると、嘉祥3年(850年)に、円仁(慈覚大使)が関山弘台寿院を開創したのが始まりとされ、その後の貞観元年(859年)に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったといわれています。

しかし、円仁が開山したというのは、確かな史料がなく、また発掘調査の結果からは裏付けられておらず、実際は12世紀の初頭に奥州藤原氏の初代・藤原清衡が釈迦如来と多宝如来を安置する「多宝寺」を建立したのが、中尊寺の創建と見られています。

また中尊寺はその奥州藤原氏三代ゆかりの寺として有名で、平安時代の美術や工芸、建築の粋を集めた金色堂を始めとして、他にも多くの文化財を有していて、近隣の毛越寺とともに奥州藤原氏及び東北・平泉の繁栄を象徴する寺となります。

その境内は、「中尊寺境内」として国の特別史跡に指定されており、平成23年(2011年)6月26日に「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産のひとつとして世界遺産に登録されています。

中尊寺を風水的に見てみると、この寺一帯はペンチのような形の地勢をしており、龍穴(パワースポット)は大きく、龍脈(山脈)の末端の砂手(さしゅ)に抱かれるような構造で、近くに長細い船のような形をした山があり、龍穴と明堂(めいどう)《龍穴の前の空間》は向かい合っています。

これは「正飛龍形(せいひりゅうけい)」と呼ばれる吉形で、この龍穴では「富は高山よりも高く積み上げられる」(多くの財をもたらす)とされています。

風水的に大変良いとされる形をした場所ですが、二つの問題点があり、その一つは龍脈を掘るように削り取られた山のことを斬龍といい、規模にもよりますが風水では不吉なことと考えます。

もう一つの問題は、龍脈が向いている北東に位置する北上川が、龍穴に対して「反弓水(はんきゅうすい)」《反り返った弓の形》をしている点になります。

川のカーブの内側にパワースポットがあれば、「有情(うじょう)」《吉》となりますが、弓の反りが逆になっているため、中尊寺側の地域は「無情」《凶》と風水では見ます。

《ご利益》
中尊寺は風水上の問題点を二つ持っている場所にありますが、それでもパワースポットとして成り立ちうる良いエネルギーに満ち溢れています。

清涼感のある林の中の小道は歩いていて清々しく、清らかな気に満ち溢れ、さらに人生に希望をもたらしてくれるような明るい兆しを感じさせるといわれています。

人間関係に疲れた時や、人間不信に陥った時、また気持ちの整理をしたい時にはぜひおすすめしたい場所になります。