都内最古の寺院で、あらゆる階層の人々の信仰を集める「浅草寺」

●パワースポットタイプ:平洋格局
●アクセス:東京都台東区浅草2-3-1
        公共交通機関/東武伊勢崎線、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩5分。都営地下鉄浅草線浅草駅A4出口から徒歩7分。
《概要》
東京都内最古の寺である浅草寺(せんそうじ)は、山号を金龍山といい、本尊には聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)が祀られています。

縁起 等にみえる伝承によると、寺の草創の由来は、推古天皇36年(628年)、宮戸川(現・隅田川)で漁をしていた檜前浜成(ひのくまのはまなり)・竹成(たけなり)兄弟の網にかかった仏像がありました。

これが浅草寺本尊の聖観音像で、この像を拝した兄弟の主人・土師中知(はじのなかとも)は出家し、自宅を寺に改めて供養し、これが浅草寺の始まりといわれています。

元々は天台宗に属していましたが、第二次世界大戦後に独立し、聖観音宗の総本山となったこの寺は、観音菩薩を本尊としていることから「浅草観音」または「浅草の観音様」と通称され、広く人々に親しまれています。

東京都内にいては、唯一の坂東三十三箇所観音霊場の札所(13番)で、江戸三十三箇所観音霊場の札所(1番)でもあり、全国有数の観光地として知られ、正月の初詣では毎年多数の参拝客が訪れ、参拝客数では常に全国トップ10に収まっています。

この寺を風水的にみると広大な関東平野には、風水のお家芸である山(龍)が見渡す限りなく、このような平地では、「平洋龍(へいようりゅう)」と呼ばれる格局(かっきょく)《パワースポットを成立させる吉地形》の中にパワースポット「穴(けつ)」ができます。

平洋龍によってできるパワーの集中点である穴は、水龍(すいりゅう)から生まれますが、その水龍というのは水の流れのことで、風水では川も道路も水の流れと考え、その水が流れて気が集まり、溜まった場所に、穴は形成されます。

それでは、この浅草寺を風水ではいかなるパワースポットと考えるのか?ということですが、中国・明代の風水師である謝子期(しゃしき)の著した「平洋圖記(へいようずき)」に、「右關中(うかんちゅう)」と呼ばれる平洋龍の図版があり、多くの特徴が浅草寺と一致しています。

「右關中」は「右に関(せき)を中(あ)てる」で、「関」とは水や人間の通り道を意味し、水龍では水や交通の動きが活発なほど陰(いん)であると考え、また土地の大きさは、大きいほど陽、小さいほど相対的に陰と考えます。

四角く囲われた寺の真ん中あたりに人々の意識を多く集める本堂を配した浅草寺は、正しくこの「右關中」の水格(すいかく)《水龍による格局》を示しています。

《ご利益》
雷門を抜けて本堂にたどり着くまでには、多くの参拝者を縫うように歩かなければなりませんが、しばし忙(せわ)しない心をストップさせて、境内までの道のりを楽しんでいただくと、ふと気づくことがたくさんあるはずです。

観世音菩薩の慈悲は「心のゆとり」として現われますが、それは日々忙殺される中で、通り過ぎる人々の顔すべてを覚えておくことは出来ませんが、まっすぐに伸びた本道までの道を決してまっすぐに歩けないところに「気づき」があります。

気持ちに余裕がなく、「ゆとり」からほど遠い生活をしている人は、ぜひ浅草寺に参拝していただくと、まるで憑き物が落ちたような心のゆとりが生まれ、満足感に満たされるはずです。